畳材料とは
畳材料(たたみざいりょう)とは
畳は、畳表(たたみおもて)、畳縁(たたみべり)、畳床(たたみどこ)から構成されています。
その中でも、色々な種類があり畳以外にも使っていただけるデザイン性のあるものもあります。
畳表(たたみおもて)
畳表は、イ草(いぐさ)が主な原料で、経糸に綿糸や麻糸を使って織機で織られたゴザです。イ草意外の原料を使った畳表が多く登場しています。
積水成型工業が製造販売するMIGUSA(美草)という樹脂を素材にした畳表や、大建工業が製造販売する和紙を素材にした銀白や清流といったブランドの畳表があります。
天然イ草
イ草(いぐさ)が主な原料で、経糸に綿糸や麻糸を使って織機で織られたゴザです。新畳は、青々としており、イ草の香りがリラックスさせてくれます。月日とともに、色が黄金色に変色していきます。
日本固有の文化である畳ですが、イ草の栽培は中国産が増えています。
国内の消費されるイ草の畳は、70%が中国産になっています。
MIGUSA(美草)
耐久性に優れるポリプロピレンと、天然の風合いを醸し出す無機材料(吸湿性炭酸カルシウム)の微妙な配合バランスから誕生したのが、セキスイ「MIGUSA」。天然の無機材料をベースとするだけに、燃えてもダイオキシンなど有害物質を発生しない、環境にも配慮した畳です銀白・清流(和紙表)
機械すき和紙をこよりにして、樹脂コーティング。「イ草」に比べて、ダニ・カビの心配、色あせも少なくメンテナンスも簡単です。美しさが長持ちします
タンスや家具の配置を替えた時に気になるのが畳の変色。「健やかおもて」なら紫外線を長時間照射しつづける厳しい実験でも、ほとんど変色や色あせすることがなく、新品の美しさを保ち続けます。
畳縁(たたみべり)
岡山県倉敷市が畳縁の産地として有名です。畳縁は、シンプルな無地のものと、柄の入った柄縁(がらべり)があります。無地縁(むじべり)
畳らしさが一番引き立つのは、やはり無地べりです。古くは黒か茶色しかありませんでしたが、現在ではパステルカラーやラメの入った畳縁も登場しています。
柄縁(がらべり)
亀甲柄や網代(あじろ)柄など伝統的な柄縁が定番です。柄の種類は、年々増えていますが。伝統的な柄がやはり根強い人気です。